こんにちは。
インフラエンジニアのボスにゃんパパです!
私が未経験からインフラエンジニアへの転職に成功した道のりを共有します。もし未経験からの転職を考えている方がいれば、私の経験が参考になるかもしれません。
未経験から転職した大まかな流れ
【1. 転職の可能性を調査】
まずは未経験からの転職が本当に可能かどうか調査しました。業界の需要や求められるスキル、転職者の成功事例を調べ、実際に自分でも可能かどうかを吟味しました。
もちろん未経験から技術職に転職するわけですから大変な部分も多く、批判的な内容もありましたが、未経験からでも目指せる環境が整っていることや、業界全体の需要の高さが伺えたので問題ないと判断しました。
【2. 前職に退職の意思を伝える】
次に前職に退職する意向を伝えました。転職を考える理由や目指すキャリアについて説明し、円満な退職を心がけました。勤務先の都合も考えると最低でも1か月前に伝えた方が無難かと思います。
私の場合、転職活動に集中するため次の仕事が決まる前に退職の意志を伝えましたが、今思えばきちんと内定が決まってからの方が安全ではあったなと思いました。
きちんと転職活動の時間が取れるのであれば、先に内定をもらってから退職の意志を伝えることをおすすめします。
【3. 転職エージェントへの登録】
転職サイトをみて募集内容を調べましたが、そもそも知らないことだらけでいまいち理解できないことが多かったので、転職エージェント(人の力を借りることにしました)に登録しました。エージェントは経験豊富な専門家であり、求人情報の提供や面接対策などのサポートが得られますので一人で悩むくらいならいっそのこと活用してみると良いと思います。
またエンジニアに特化した転職エージェントの多くは独自の学習サイトや取り組みを行っているので、無料でそれらのサービスを受けることができるはずです。私自身も無料で転職エージェントに登録して、それらの学習サービスを受けました。
無料とはいえちゃんとした基礎的な知識を学ぶことができたので活用して本当に良かったと思っています。
【4. 基礎知識の習得】
ITやPCの基礎知識、office系ソフトの使い方、タイピング練習など、インフラエンジニアに必要な基本的なスキルを習得しました。オンライン学習や教材を活用しました。学習期間としては約2週間ほどでした。加えて転職エージェントの学習サービスも同様に約2週間ほどでしたので合計で1か月少々だったかと思います。
ただ私の場合は転職活動に集中するために先に退職していたため学習期間をしっかり確保できましたが、働きながらであれば1~3カ月はかかるものと思いますので学習期間についてはあくまでも参考程度にお考え下さい。
【5. 履歴書作成と面接対策】
転職エージェントのサポートを受けながら、履歴書の作成や面接対策を行いました。自分の強みや成果を的確に伝えることが大切だと学びました。
個人的には転職エージェントに登録して良かったポイントとしてはやはり履歴書の添削や面接対策をサポートしてもらえる点がでした。正直履歴書作成も面接もあまり自身がないうえに未経験なのでアピールポイントを考えるのも苦労していましたが、違った角度から指摘をもらえるので助かりました。
その他にも企業ごとの特性や面接でよく聞かれる内容などを教えてもらえたのは面接を受けるうえで大きかったなと思います。
【6. 面接と合格】
転職エージェントを通じて書類選考を経て5社ほど面接を受け、自分のスキルや意欲をアピールしました。その中で3社目の企業で面接対策の成果を発揮し、合格することができました。
事前に転職のプロに面接対策指導を受けていたので緊張はしましたが、大きな失敗もなくスムーズに対応できたと思います。
【7. 新たな職場への転職】
合格後、新しい職場への転職手続きを進めました。まだいくつか面接の予定がありましたが、3社目の企業の内定を受けたので、残りの予定していた面接は辞退しました。
基本的な企業とのやり取りは全て転職エージェント側が行ってくれるのでその点も非常に魅力的なポイントでした。
未経験からの転職活動成功のためのポイント
1.転職エージェントの活用
私が登録した転職エージェントは以下の3社です。
リクナビエージェント
マイナビエージェント
ワークポート
その中でも今回の転職で最後までお世話になったのはワークポートさんです。こちらはITエンジニアの求人に強いという特徴がありますので今回のように未経験からインフラエンジニア転職を考えているならぜひ登録しましょう。
他にもリクナビエージェントさんは求人数が業界最多クラスだったり、マイナビエージェントさんは20代転職に強みがあったりとそれぞれ特徴が違いますし、担当者との相性などもあるのでエージェントの登録は複数社行うことをおすすめします。
2.スキルアップのための学習方法
転職を進める中で必ず問われるであろう今現在のスキルについてです。転職するにあたってスキルがあるに越したことはないですが当時の私は以下の状態でした。
- PCを使った仕事経験なし
- office系ソフトの知識はほぼゼロ(義務教育で少し触れたことがあるくらい)
- タイピングスキルゼロ(キーボードを見ながらゆっくり打つレベルで指の位置すら知らない)
- 専門用語の知識ゼロ
全て当てはまる方もいれば、さすがにタッチタイピングはできるよって方もいるかもしれません。ですが安心してください。これから始めれば大丈夫です!
office系ソフトの知識を身に着けるのも、タイピングスキルを身に着けるのも、専門用語の知識を身に着けるのも全てネット上に有益な情報があるので心配いりません。
しかも基本的には無料で学ぶことができます。もちろん有料のものを活用するのも良いですがひとまず無料である程度の知識は身に付きます。
私の場合、office系ソフトの知識についてはYoutybeなどの動画で学びましたし、タッチタイピングの習得はe-typingや寿司打を活用しました。
専門用語に関してはネット上にたくさん情報がありますし、ワークポートさんのオンライン学習サイトなどで学びました。その他に資格系の本を買って勉強しました。ひとまず基礎知識系と資格系の本1冊あれば十分かと思います。
ちなみに初めて買った本は「ゼロから始めるCCNA「超」基礎講座」です。
図解もちゃんとあり、各章の最後にちょっとした問題があったりとタイトル通り知識ゼロから学ぶのにぴったりの内容でした。取っ掛かりに最適の1冊です。
転職活動で重要な面接と準備
転職活動で最も気になるのはやはり面接ではないでしょうか?
私自身面接は嫌いではないが得意でもない。ましてや未経験だから何をアピールすればいいかわからないといった感じでした。
そんな時担当の方から頂いたアドバイスはとにかく「なぜエンジニアになりたいか」を自分なりに整理しておくことと「現時点での学習意欲をアピールしましょう」といった内容でした。
「なぜエンジニアになりたいか」は人それぞれだと思いますので、特にここでは触れませんが「現時点での学習意欲をアピールする」に関しては本当に重要だと感じました。
実際に学習時間をメモしたり、どんな学習をして今どんな知識を持っているかなど管理していました。
ちょっと余談で、これは実際に私が採用後に聞いた話ですが、面接時点でのスキルより今どれくらい意欲的に学んでいるか、取り組んでいるかを重視しているそうです。スキル自体はこれからいくらでも身に着けることは可能だが、意欲的かどうかは入社前後でさほど変わらないそうで、どちらかというと内面的なところを気にしているとのことでした。
ちなみに面接と同じくらい気になるであろう履歴書ですが、こちらは担当者が添削してくれることが多いので自分なりに書いてチェックしてもらえばいいと思います。なので私はさほど時間はかからずスムーズでした。ただ面接時に履歴書と発言のブレがないように履歴書はしっかり確認しました。
インフラエンジニア転職のメリットとデメリット
メリット
- 人材不足傾向にあり、需要が高い職種なので未経験からでも比較的転職しやすい
- スキル次第では高収入が期待できる
- キャリアアップのチャンスが多く、選択肢が豊富
- システムの運用やセキュリティの確保に携わるため、社会に貢献するやりがいのある仕事である
- 新しい技術に触れられる機会が多い
デメリット
- 技術の習得に時間がかかる場合が多く、常に自己学習が求められる
- システムの安定性やセキュリティに関わるため、責任が重いケースがある
- 突発的なシステムダウンや障害対応など時に残業が増えることがある
- 現場によっては夜勤や休日出勤がある
- 未経験者としてスタートする場合、給与が最初のころは低いことがほとんど
夜間、休日出勤がほぼない現場もあるのでどうしても避けたい場合は担当者に相談しましょう。
未経験からだと給与は低いことがほとんどですが、転職する際に事前に資格を持っていると未経験からでも少し給与がアップするようですね。
未経験からのインフラエンジニア転職に必要なポイント
1.転職エージェントの活用:
転職エージェントに登録し、求人情報提供や履歴書添削、面接対策のサポートを受ける。
2.基礎知識の習得:
IT基礎知識、PC操作、タイピングなど必要なスキルをオンライン学習、動画などで習得。
3.面接の重要性と準備:
自己PRや学習意欲を整理し、面接でアピールする。未経験の場合、スキルよりも学習の意欲を重視する傾向にあるため。
いかがでしたでしょうか?
今回の転職体験談は私の実体験を基にした一例です。他にもいろんな方法で未経験からでも転職は可能だと思います。
未経験からの転職に不安を抱えている方、なかなか一歩踏み出せない方の参考になれば幸いです。